育毛・薄毛の自然派ヘアケア ~理容師の知恵袋~



2015 08/09

髪をプリンにしない染め方と頭皮への危険性

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ヘアカラーをする場合、髪や頭皮への負担を考えると出来れば2ヶ月くらい間をあけたいものです。ですが、1ヶ月に1cm伸びる=2ヶ月で平均2cm伸びるので根元の生えた部分が結構目立ってきます。その範囲が広くなると、いわゆる"プリン頭"になってしまい、見た目もあまり良くありません。そこで市販のホームカラーを使い、根元のリタッチをされる方もいると思います。セルフカラーは割と簡単なので頻繁にリタッチされる人がいますが、それによって頭皮が傷む事を前提にやり方を考えておかなければいけません。この記事では、プリン状態が恥ずかしい・でも頭皮への影響が心配という人におすすめしたい、髪の染め方などを紹介したいと思います。

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●いわゆる「経皮毒」を一応考えておく

先日、「経皮毒」についての講習会が大阪でありました。経皮毒とは、簡単にいうと皮膚から入る化学物質のことで、私たちが日頃使っている物に含む化学物質が様々な病気の原因になるというもの。経皮毒については、このブログでも何度か取り上げています。ここ数年、化学物質の悪影響が注目されるようになり「経皮毒」という言葉をよく耳にするようになりました。ただ今回の講習会で学んだのは、「経皮毒」というのは医学的に存在しないということ。これだけ「経皮毒」というものが知られているのに実際は専門家などには認識されていないのです。このテーマでの学会発表や論文発表がほとんど無いというところでもそれが分かります。「経皮毒」だと決めてかかるのではなく、一種の造語と捕らえるべきなのかもしれません。ただ、経皮毒とまで言わなくても、皮膚から体内に吸収されることについては充分に有り得ると私は考えます。湿布薬やニコチンパッチ、育毛剤もそうです。どれもが地肌から吸収されて効能を発揮します。ですから決して"経皮毒"も有り得なくはないのです。

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そう考えるとヘアケア製品に含む化学物質による"経皮毒"的な心配も当然出てきます。例えばシャンプーなどは無添加石鹸シャンプーみたいなもので無い限り、どのシャンプーにもその危険はあるといえます。ですが実際には薬物の皮膚への浸透するスピードは一般に遅いと言われています。たとえ発ガン性が指摘される薬物がシャンプーに添加されていたとしても、私がいつも述べているような「迅速に終わらせる洗髪」だとすれば、心配される危険を回避できるのではないかと思われます。




●強い刺激の酸化染料、頭皮の吸収率は「3.5」

髪を染めると禿げる?理容師の立場で述べてみます1

シャンプーなどはすぐに流せるから問題ないとしても、ヘアカラーのような薬剤を塗布して時間を置くような行為については色々と難しく思うところです。ヘアカラーというのは酸化染料ですが、皮膚に対して刺激がかなり強いです。これまで、頭皮がかぶれるパターンを何度かみてきましたが、酷くなると髪が抜けてしまい、なかなか回復までに時間がかかったりしてました。このような酸化染料の怖さは皮膚に対しての経皮吸収率の高さにあって、その割合が体の部位によって違ってくるという医学的な見解があります。

腕の裏側を「1」とした場合、手のひらは「0.83」、そして頭皮の吸収率はなんと「3.5」。ですから、手で触って何もなくても、頭皮だけかぶれるというパターンは充分にあり得るのです。その他の部分では、頬「13」額「6.5」など、やはり首から上の部分は吸収されやすい感じです。プリン状態を補正するために、家で頻繁にセルフカラーをする場合は上記に事に注意が必要だと思います。そんな危険を避けるために、以下の様な「何度も染め直す必要のない方法」をおすすめします。




●セルフカラーでなるだけプリンにさせない染め方

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ここでは、頭皮に負担をかけない・なるだけプリンにさせない染め方なので、
迅速・確実に施す方法をとっています。多少こまかい設定になりますが、
とりあえず以下のものは準備しておいてください。

①カラーリング剤・・泡タイプではなくチューブに入ったクリームタイプ
②100円ショップのゴム・・使い捨て出来るので便利 ブロッキングに使用
③ラップ又はシャワーキャップ・・プリンやムラを防ぎ、時間も短縮できる
④あらめのコーム(櫛)・・カラーリング剤を全体に馴染ませるために使用
⑤ティッシュもしくはコットン・・色味を確認するときに使用

まずはじめに、ヘアカラーをおこなう部屋の室温をエアコン20~25度くらいに設定しておいてください。ヘアカラー剤は性質上、熱に反応するので体温や室温が高いと速やかによく染まってくれます。夏は良いのですが冬など寒い時期は逆に染まりにくくなります。ここは結構重要なので忘れずに。そして塗り残し・プリンを避ける為に出来ればブロッキングします。髪全体で6つ分け位で良いと思います。分けた後はゴムで縛ってください。カラーリング剤はケチらず、たっぷり塗るのが理想です。カラーリング剤が少ないとムラになりますし、後々クシで何度もとかしてしまうので良くありません。キューティクルが剥がれたり、頭皮も傷ついてしまうような事はなるだけ避けます。

髪を染めると禿げる?理容師の立場で述べてみます2
白髪染めは最初から根元から塗ってOKです

そして、おしゃれ染めの場合

塗り方の順番はネープから染めて、あとはサイド~トップと塗ってください(順番厳守)。必ず根元1cmをあけて塗っていきます。最初から全部に塗ってしまうと、頭皮の熱で根元が明るくなり、ムラやプリン頭になり易くなります。5~10分放置して少し明るくなってれば根元を塗ってください。

白髪染めの場合は

白髪染めは最初から根元から塗って大丈夫です。そして目立つ上の方から思い切り塗って構いません。白髪染めの場合は根元だけ明るくなることはないので、たっぷりと多めに塗ってください。

すべて塗布した後は、準備しておいた粗めの櫛でとかしていきます。希望の時間まで放置したあとは、最後にいわゆる「乳化」をおこないます。少量のお湯で頭全体を揉み込みます。徐々にお湯を足しながら揉み込んでいく事で、カラー剤がクリームっぽくなりますので、その状態で2分ほど揉みこむと完了です。これをするとムラやプリンになるのをけっこう防げますので、ぜひやっておきましょう。

このやり方をするとセルフカラーでもかなり良い感じに染まるのですが、
さらに確実にしたいときはラップもしくはシャワーキャップをかぶってみてください↓

すべて塗布したあと、ラップもしくはシャワーキャップをかぶるとほぼムラなく染まると思います。 それでもダメな時は、ラップ+蒸しタオル+シャワーキャップの三点セットでいきます。 そのとき、お風呂に入るとさらに追い込めます。湿気と熱でかなり効果的。ただし、こういった市販のホームカラーは置く時間で染まり具合が極端に変わるので、高温の蒸しタオルなどを使う場合は5分おきくらいに色見るようにしてください。

頭皮に負担をかけないためには、確実・迅速に終わらせ、何度もリタッチしない事が大切です。個人的には今回の方法はかなり良いと思いますが、良し悪しの判断は人それぞれなのでその辺はご理解下さいませ。




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