kame38.blog hairlife

ARTICLE PAGE

ベビーパウダーを髪に効かせる"魔法の粉"としての使い方

bebi-pauda-1.jpg

私は仕事で「粉っぽいもの」を使うことがよくあります。理容師としてそういったものを使うというのは実に昔ながらのやり方なのですが、その使い方が専門的にとても理にかなったものだといえるのです。

その「粉っぽいもの」といえば色々あるのですが、その中でもベビーパウダーをよく使っています。そんなベビーパウダーで髪や頭皮がさらさらになってシャンプーが不要?かもしれない、まさに"魔法の粉"として効果的な使い方を紹介したいと思います。

スポンサードリンク


●理容師としてとても使える"魔法の粉"は3種類ある

bebi-pauda-2.jpg

仕事を効率良くしたり理想の髪型に仕上げたいという時、粒子の細かい粉がとても役にたったりします。理容師として特に使えると思うのが3種類の細かいパウダー(粉)。まずそれらを紹介しておきます。

まずはじめに「打ち粉」というものがあります。

bebi-pauda-3.jpg

理容室でカットをした事がある人がよく不思議に思われるあの白い粉です。これはカット面を分かりやすく見るための天瓜粉(てんかふん)と呼ばれるもので、ベビーパウダーではありません。

ベビーパウダーには"酸化亜鉛"が含まれていて鋏を痛めてしまうので使うべきではないのです。この天瓜粉を使うと目に見えない凹凸が見えてしまうという、理容師にとってまさに魔法の粉といえるアイテムなのです。

2つ目は「はげ隠しの粉」。

bebi-pauda-4.jpg

これはよくヘアファンデーションなどといわれる黒い粉なのですが、髪の薄い部分にサッとふりかけると簡単に薄い部分が隠れてしまうという、優秀な薄毛隠しのアイテム。使う人の腕によっては薄毛がまったく分からなくなります。

この技術を習得するのに時間を要しましたが、お客様の大切なイベントなどのときに施すと大変喜ばれるのがありがたいですね。

本当に一時的ですが、フサフサになるのはまさに魔法だといえるのではないでしょうか。興味のある方はこちらを参考に。→はげ隠しのふりかけは黒い粉が固まってとれないのが危険

そして3つ目は「ベビーパウダー」。

bebi-pauda-5.jpg

これは仕事を効率良くする為に使うというよりも、髪や頭皮の健康維持に使うようにしています。ベビーパウダーといえば赤ちゃんの汗疹や肌荒れを防ぐ為に使われる事が多いのですが、その成分の優しさや効果的に使えるところは、大切な髪やデリケートな頭皮のケアにとても使えたりします。

ベビーパウダーの使い方など詳しくは以下に記載しますので参考にされてみてください。



●ベビーパウダーは安全なのか?成分をみてみる

bebi-pauda-6.jpg

ベビーパウダーの主な原料は「コーンスターチ」や「タルク」になります。コーンスターチとはトウモロコシから採取される植物のデンプンです。調理にもよく使われていますが、食用であることを考えても特に害はないといえます。

特徴としては、余分な水分の吸収、また乾燥すると水分を放出する性質があることから、髪や頭皮の水分バランスを整える働き があります。

そして「タルク」というのは滑石(かっせき)という鉱石のことをいいます。

bebi-pauda-7.jpg

これには水酸化マグネシウムが含まれていて、たぶんチョークなどがこれにあたると思われます。滑石というのは文字通り、皮膚同士の摩擦を少なくして汗疹や肌荒れを防いでくれるのですが、それはもちろん髪や頭皮にも活かされます。

そういったベビーパウダーは独特な甘い香りがします。これは合成香料ですが、赤ちゃんがリラックスできる香りをイメージしてつくられていて、なぜか中年男性にも好評?だったりします。

その他、赤ちゃん用としては ベビーオイル があります。このオイルは成分的にあまり良い印象ではありませんでしたが、パウダーについては特に問題はないと思っています。



●困った時に使える万能なベビーパウダーは魔法の粉

bebi-pauda-8.jpg

私は休日に老人介護施設にカットに出向く事があります。お年寄りの方の髪が皮脂でベタついている事がよくありますが、その際に簡単にドライシャンプーをするようにしています。

ドライシャンプーといっても市販の専用品を使うのではなくベビーパウダーを使います。櫛にベビーパウダーをつけて髪を根元からとかすと、余分な皮脂が取れるのでカットがしやすくなるのです。これはお年寄りに限らず、私たちが髪を洗えない時にも使えたりしますね。

パウダー適量を頭皮に馴染ませて揉みこめば、頭皮の余分な皮脂も浮き出せるので、脂っぽさも気にならなくなります。市販のドライシャンプーを使っても良いのですが、実はその成分は「タルク」がほとんどなのです。

それを考えるとドライシャンプーはベビーパウダーに香りがついたようなものなので、わざわざ買う必要はないのではと思えるのです。



●シャンプー剤不要?ドライシャンプーとしての使い方

bebi-pauda-9.jpg

過去の記事などで湯シャンの有効性を紹介してきたように、普通のシャンプー剤の成分が悪影響を及ぼすなら、それを使わない方法も有りではないかと思ったりするのです。そこでドライシャンプーをやっても良いのではないかと。女優のグウィネス・パルトロウがやってましたが、忙しいときはドライシャンプーで済ませるのも良いのかもしれません。

まずドライシャンプーを始める前に、髪の毛をクシやブラシでとかしておいてください。これをする事で汚れが取れやすくなりますし、指通りも良くなり髪の毛をダメージから守ることが出来ます。そしてベビーパウダー(小さじ1杯くらい)を手に取ります。手のひらでベビーパウダーを丁寧に広げたあと、頭皮に馴染ませます。指先ではなく、指全体で頭皮を動かすようにマッサージすると髪や頭皮に行き渡ると思います。髪や頭皮全体に馴染ませたら、粉っぽいのがなくなるまでクシやブラシでとかしていって終了です。

できれば濡れタオルなどで拭き取らないでください。タオルを使う場合は乾いたタオルで拭くようにして、粉をある程度残すようにするとサラサラして気持ちが良いと思います。あと耳の後ろにもつけておきましょう。

ここは臭いが出やすいのでつけておくと嫌な臭いを抑えることができます。この使い方をすると、お風呂に入らず寝てしまった翌日もベタつかず、さらにニオイも抑えられます。忙しいときにでも、ぜひいちど試してみてほしいと思います。

地震などの避難生活のときに髪に役立ちます。
→避難生活で髪を洗えない時の代用方法、事前の準備も大切



●皮脂のべたつき・前髪の薄さをカバーできる使い方

bebi-pauda-10.jpg

朝の出勤前に髪を整えると、ある程度の時間まではその状態をキープできます。ただお昼、夕方と時間の経過に伴い、だんだんと髪型が崩れてきます。特に影響があるのは前髪です。

額の汗や皮脂の分泌によって前髪が束になり、おでこにくっついたりするのですが、それが原因で白ニキビ(コメド)ができてしまうなど良い事がありません。

そして前髪が薄い男性の場合、細くなった前髪がおでこに付きやすくなる為、前髪が散らかった状態になり髪がさらに薄くみえてしまう事があります。そういった困った時に使えるのがベビーパウダーです。

使い方としてはベビーパウダーを前髪の生え際~おでこにかけて付けておきます。出来れば、朝・昼・夕方という感じでまめに塗布しておくと前髪がおでこにくっつくのを防げます。皮脂汚れや雑菌が付きやすい生え際につけておくのもおすすめ。ただ、つけ過ぎると細かいフケの様にみえるので、薄く付けるようにしてください。




●ベビーパウダーで髪や頭皮がサラサラになる理由

bebi-pauda-11.png

上記で述べている様な髪や頭皮がサラサラになるのは、ベビーパウダーが水分や皮脂をよく吸収するからです。髪や頭皮に残る水分や皮脂をベビーパウダーが吸い取るので、ベタつきが無くなってサラサラの状態になりますね。

この原理について、主成分となるコーンスターチ・タルクというものを詳しく調べてみました。まずコーンスターチは、水分や油分を吸い取ることに優れていて、それをうまく放出する事で乾燥・保湿をコントロールするといいます。もうひとつ、タルクはそのものに吸水性は特にないとのこと。

ですが性質上、肌に乗ると粉の球体面性が広がって、粉同士の間にできる隙間を通って肌の水分が吸水・蒸発するそうです。(これに関しては説明が少し難しいです)

これらの事から、頭皮に薄くパウダーを乗せ、髪に馴染ませるとサラサラになるほどの効果が発揮されるとの事ですが、難しい説明はともかく、実際に使ってみると結構良いものであることが実感できると思います。

ただ、気管支系に問題のある方やお年寄りに使う場合は、ベビーパウダーでむせるかもしれませんので、二重マスクをするなどして注意を払ってください。とはいえ個人的にはそんな感じの危険はこれまでにありませんし、トータルで考えればメリットの方が大きい気がします。せひいちど試してみてほしいと思います。


関連記事

スポンサードリンク

0 Comments

Post a comment

スポンサードリンク