アレッポの石鹸の泡立ちを良くする熟成乾燥の方法

アレッポの石鹸は、オリーブオイルを主体とした無添加石鹸ですが、そのために泡立ちがあまり良くないと感じる人も多いと思います。特に髪を洗う場合は、トラブルを避けるため、よく泡立てるための工夫が必要だったりします。そんなときはアレッポの石鹸を長期間寝かせて熟成乾燥させると、泡立ちが良い状態の石鹸洗髪が可能になります。
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アレッポの石鹸を使っていると、茶色が徐々に緑色になります。茶色いうちは泡立ちが良いのですが、緑になってくると泡立ちはあまり良くありません。石鹸シャンプーにおいては泡立てることがもっとも大切 だと感じています。それをやってないと、石鹸カスによるべたつきなどトラブルが起きやすいのです。
石鹸シャンプーを初めてしばらくは、苦労するという話をよく聞いたりします。慣れるまでは、髪のべたつきやごわつきが出てしまうのは石鹸洗髪の特徴ですが、この問題をクリアしないことには、その後続けていく事も難しくなってしまいます。せっかく石鹸シャンプーに出会ったのだから、何度か挑戦しても良いと思うのです。ただ、べたつきが出る理由とそれを避ける洗い方は、知っておきたいところです。...
●悪くいえば酸化、良くいえば熟成といえる茶色い部分

できるなら、熟成された状態にある茶色いところを洗髪に使いたいと思います。なぜなら、泡立ちの良さはもちろん、しっかりと熟成させた石鹸はpHが下がるので、頭皮への刺激が緩やかだからです。そこで私の場合は、アレッポの石鹸を2つか3つに切って、乾燥・熟成させて内部の緑色が茶色くなってから使うようにしています。
ちなみに、この「熟成」は「酸化」とも言って良いのかもしれません。食品の場合は「酸化」というとイメージが悪いですが、お酒などでみても酸化がなければより美味しく熟成しないといいますし、それは石鹼でも同じことなのではないかと思うのです。
酸化は、よく”質の低下”だとか言ったりするのですが、そういったものは特に感じてません。明らかに泡立ちが良いので、洗髪には適していると思います。
●熟成しやすいアレッポの石鹸はどれなのか?

紛争前のアレッポ地方では、茶色くなったものほど高い値段で売られていたそうです。石鹸はもともと油を落とすためのものなので、熟成(酸化)した茶色の石鹸の方がより泡立つ、だから現地では高価だったのだと思います。
日本でも、購入したアレッポの石鹸を数年間寝かせて熟成乾燥させる人も多くいると思います。ただ、その熟成乾燥させる期間はアレッポの石鹸の種類によって異なります。
上の写真はアレッポの石鹸ライトで1年間放置した状態です。今回の場合、切り口が完全に茶色になってますが、1年でこうなるのは早いと思います。アレッポの石鹸ライトは他のものに比べて熟成期間が3年以上と、もともと長いためなのか、このようになったのではないかと思います。前述のように「酸化」ともいえるのですが、カビも生えてないし泡立ちが良かったので、特に問題はありません。
ただ、ライトより熟成期間が短いノーマルやEXTRA40は、購入後3~4年程度の熟成乾燥で置く人が多いです。乾燥するシリアと違って、湿度の高い日本では、それなりに時間が掛かるということです。
●アレッポの石鹸を熟成乾燥させる方法

では、アレッポの石鹸を熟成乾燥させる方法を書いておきたいと思います。私のように数個くらいなら、3等分にカットして風通しの良い日陰で放置すれば熟成も早いです。数が多ければフィルムを剥がして、写真みたいに山積みにしておくのがベスト。
そこで大切なのは作業を始める季節です。特に夏は高温多湿なので、表面が粘っこくなりますし、カビが生える可能性もあります。熟成はやはり乾燥させてこそなので、作業を始めるなら秋くらいからが良いと思います。
手軽にアレッポの石鹸の熟成を考えるなら、アレッポの石鹸ライトが良いかもしれません。溶けにくいですし、熟成させるには適しているように思えます。
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